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古本倶楽部287号 お喋りカタログ13 |
30.「翻訳」することの意味「乳色の雲」 金素雲訳詩集 河出書房 初版
昭和15年5月25日 18,900円 朝鮮現代詩の最初の邦訳詩集。たんなる外国詩の翻訳ということではなく、訳者には当時日本の支配下にあった朝鮮で、日本語教育が推し進められるなか、「朝鮮の言葉はやがて文章語としての終止符を打たれようとしている」との切実な危機感がありました。 現在の韓国では、素雲のこの仕事への評価にはかなり厳しいものがあるようですが、本書の後書、かなり長文の「Rに―あとがきに代へて―」を読むと、たとえ日本語であっても朝鮮民族の詩を残そうとする訳者の複雑な、苦い思いが伝わってきます。 ちなみに本書はそっけない装丁ですが、高村光太郎が扉絵を、島崎藤村と佐藤春夫が序文を書いています。 関連商品一覧
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2023年6月 5日 月曜日 | 48665025 リクエスト (2005年9月25日 日曜日 より) |