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古本倶楽部287号 お喋りカタログ13 |
103.あまり知られてないけれど『露国革命記』 布施勝治 文雅堂 初版
大正7年(1918年)11月25日 21,000円 著者は革命前後期間を、大阪毎日の特派員としてロシアに駐在していました。おりしもロシア革命のまっただなか。これはその渦中にいた著者のロシア革命実見記なんです。今風に言えば、迫真のルポルタージュ。布施はその後も大阪朝日の中平亮とともに、レーニンとの直接インタヴューも実現。さらにトロッキーとも数次にわたって面談の機会を持ち、すっかりロシア通のジャーナリストなのです。 そしてこの布施さんの現地ルポ、なにより画期的なのは、ロシア革命を現場で見聞したノンフィクションの古典的名著、ジョン・リードの『世界を震撼させた十日間』(1919年初版)よりも、僅かながら先行して刊行されていることです。 『世界を……』が世界的な名著として、日本でも幾度も版を重ねたのに対し、残念ながらこの『露国革命記』は、わが国でもほとんど知る人はありません。社会主義シンパのリードとは立場の違いもありますが、動乱の渦中にいて、時々刻々と移りゆく政治の趨勢を描いており、その点ではこちらも迫力があるのです。 関連商品一覧
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2023年6月 5日 月曜日 | 48665022 リクエスト (2005年9月25日 日曜日 より) |